昼と夜の間で、僕らは手をつなぎ合う
どうだった?は、目標の進捗状況はどう?という意味だ。
わたしはみっつの目標を立てたことを雨夜くんに伝えていて、雨夜くんはいつも気にかけてくれている。
「あ……それがね……」
せっかくのチャンスだったのに川本さんに挨拶できなかったことを話していくと、雨夜くんはうんうんとうなずいて聞いてくれた。
「永田さん、頑張ってるね」
そして最後に、優しくそう言ってくれるんだ。
どんなひどい失敗をしたって、成果が出せなくたって、雨夜くんはいつだってわたしを全肯定してくれる。
わたしもなにか、役に立てることがあればいいのに。
神様級の雨夜くんみたいな人に対して、そんなことを思うのはおこがましいかもしれないけれど。