昼と夜の間で、僕らは手をつなぎ合う

その内容に、目を見開いて息を止めた。


……な、に?

くちびるがわななく。お腹の底から、怒りと嫌悪が湧き上がってくる。


……話したいってなに? 今さら、何なの?


「や……」


気がついたら、いやいやと首を振っていた。

心からの拒否だった。


「い、や……無理、そんなの……」


さっきまでかすれ声しか出ていなかったのに、怒りが込み上げるあまり、大きな声になってしまう。


「い、今さら……!もし謝られたって、ゆ、許せない……っ! わたし、が……わたしが、どれだけ……っ、わたしと同じくらい不幸になればいい! 美和なんて……っ」


次々とあふれ出てくる汚い感情。言葉はまだ、止まらない。


「そんな自分勝手なこと……っ、わ、わたしが……! わたしが話したいってお願いしたときは、無視したくせに……っ!」


そこまで言ったとき、ヒュッと喉の奥で変な音がした。

これ以上続けたら過呼吸が起きてしまいそうで、わたしは焦って口に手を当てる。
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