昼と夜の間で、僕らは手をつなぎ合う
そんな暗い毎日を過ごすうちに、わたしは自分の容姿にすっかり自信をなくしてしまって。
自分がいるだけで相手に不快感を与えてしまうんじゃないかと不安で、いつもビクビクしてしまうようになった。
いわゆる、コミュ障。
人とまともに、コミュニケーションがとれなくなってしまったんだ。
中学の間は耐えて、高校に入って環境が変われば。いじめっ子たちがいなければ、もとの性格に戻れるかもしれない――。
そんなちっぽけな望みにすがって、同じ中学出身の子がひとりもいない、この常和高校を選んだけれど……そんなの、夢のまた夢だった。
入学してから、話しかけてくれた人はいた。
『ねえねえ、どこ中出身―?』
『え……あ……っ』
でもわたしは、思いっきりコミュ障を発揮してしまって。
オドオドして、全然答えられなくて……現在、ぼっち確定の状況だ。
変わりたいし、前みたいに話せるようになりたいけれど、怖さがどうしてもぬぐえない。
うつむいてしまうし、言葉がうまく出てこない。
これからもずっと、このままなのかな……。
ため息とともに、わたしはのろい動作で、カバンから一冊のノートを取り出した。
机の上に広げたそれに、コソコソと文字を書き込む。