視線が絡んで、熱になる【完結】
「申し訳ありません。普段担当しているものが今日は出張で不在ですので代わりにわたくし橋野が担当いたします。よろしくお願いいたします」
「よろしくお願いいたします。藍沢と申します」
「初めまして。新木です。今日はCMの件での確認程度なので…」
涼も初めて会う担当者のようでお互いに挨拶をした。
橋野美幸と書かれた名刺を渡される。美幸は鎖骨でしっかり切り整えられた髪を揺らし耳に髪を掛ける。
赤い眼鏡はできる女性を連想させた。
メインの担当者ではないらしいが、涼との会話もスムーズで感心する。
今回はCM広告のメインキャラが変更になるという打ち合わせだった。と言っても、既にシャインからはある程度候補としてあがっているようだ。
その打ち合わせだ。
美幸との打ち合わせはすぐに終わった。玄関先まで見送りをしてもらう際に、美幸がそれから、とつづけた。
「今日の飲み会、会場はこちらで用意してます。担当者不在で申し訳ないのですが、部長も来ますので…」
「そうですか!大丈夫ですよ。うちの不破も来る予定ですので」
二人の会話を笑顔で聞きながら、琴葉はその時間が来ることを想像してげんなりする。
そういうのも仕事のうちではあるが、柊も来るという飲み会に社員としてどういった態度で挑めばよいのだろう。
「よろしくお願いいたします。藍沢と申します」
「初めまして。新木です。今日はCMの件での確認程度なので…」
涼も初めて会う担当者のようでお互いに挨拶をした。
橋野美幸と書かれた名刺を渡される。美幸は鎖骨でしっかり切り整えられた髪を揺らし耳に髪を掛ける。
赤い眼鏡はできる女性を連想させた。
メインの担当者ではないらしいが、涼との会話もスムーズで感心する。
今回はCM広告のメインキャラが変更になるという打ち合わせだった。と言っても、既にシャインからはある程度候補としてあがっているようだ。
その打ち合わせだ。
美幸との打ち合わせはすぐに終わった。玄関先まで見送りをしてもらう際に、美幸がそれから、とつづけた。
「今日の飲み会、会場はこちらで用意してます。担当者不在で申し訳ないのですが、部長も来ますので…」
「そうですか!大丈夫ですよ。うちの不破も来る予定ですので」
二人の会話を笑顔で聞きながら、琴葉はその時間が来ることを想像してげんなりする。
そういうのも仕事のうちではあるが、柊も来るという飲み会に社員としてどういった態度で挑めばよいのだろう。