愛しの彼に溺愛~石油王の場合~
日の光で目が覚める。
隣でアキさんが寝ている。

そういえば昨日夜遅くまでお仕事してたよなぁ…。


「…お疲れ様」


そう思いベットからそっと抜けようとする。
けど上手くいかず、私はベットにボスンと戻ってしまう。


「…え?」


何事?
目を白黒させながら驚愕しているとお腹を締め付けられる。


「アキさん?起きてるの?」


そう思えるほどの力強い腕力に少し息苦しさを感じる。

でもアキさんっていうほど力強かったっけ?
毎回優しく抱きしめてくれるし、無理強いはされたことがない。
でも細マッチョだから筋肉はあるんだよなぁ。

ジムも通っているらしいし。

うーん、もしかして…。


「アキさん、寝ぼけてる…?」


というよりむしろ寝てる?
眉間にシワはよったままだし、力強くベッドに戻されるし。

普段のアキさんなら絶対にしない。
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