愛しの彼に溺愛～石油王の場合～

確かに片方にした方がいいのは分かるんだけど。
やってみたい気持ちもある…。


「結婚式として和式を行いそのまま披露宴として洋式を行うプラン内容になります。その為結婚式では片方になされた方が、招待をするお客様にご面倒をおかけしないかと思いまして」
「な、なるほど！確かにそうです」
「ですがウェデングドレスと白無垢の両方を結婚式に着ることは可能になります。もしよかったらドレスなども一式ご覧になられますか？」
「えぇ。お願いしてもいいですか？」
「はい。かしこまりました。では準備ができるまで和式の式場をご案内いたします」
「よろしく頼む」


チャペルから神社への道のりは本当に短い。
隣同士ということもあって、すぐに神社についた。


「こちらで和式の結婚式を行います。当日は中に入れるのですが、本日は外からのみになります」


神社とかって正式な手続きがないと入っちゃダメな所が多いイメージがあるけど、今日見れないのもそういうことなのかな？
外からでもある程度想像はつくし、よくある神社と変わりないと思う。

･･･でも神社ってだけで何でこんなに神聖に感じるんだろう？