愛しの彼に溺愛~石油王の場合~
「んもう!これ一杯にするのよ?」
「うん。ありがとう。マスター」
「マスターじゃなくて、鈴子って呼んでちょうだいよ!もう」
BARSNOW。
近所にある綺麗なバー。
少し隠れた所にある知る人が知るお店。
結構繁盛しているみたい。
それもこれも…このマスターのおかげ。
マスターは所謂オネェさん。
本当は二丁目にお店をだしたかったんだけど、分け合ってお金がなくなった為、ここにお店をだすことにしたみたい。
このマスターは兎に角顔が広い。
いろんな人がマスターに話を聞いてほしくてやってくる。
もう二丁目にお店を開けるぐらいは資金がたまってるはずなんだけど移転する素振りはなし。
昔に「なんで移転しないんですか?」って聞いたことがある。
答えがすごく嬉しくてよく覚えてる。
━「常連さんもついちゃったし、ここから離れるの少し寂しくなっちゃったのよ。アンタ、移転したら飲みに来てくれなさそうだしね~」
だからこそ、この人にはなんでも話せちゃう。
「うん。ありがとう。マスター」
「マスターじゃなくて、鈴子って呼んでちょうだいよ!もう」
BARSNOW。
近所にある綺麗なバー。
少し隠れた所にある知る人が知るお店。
結構繁盛しているみたい。
それもこれも…このマスターのおかげ。
マスターは所謂オネェさん。
本当は二丁目にお店をだしたかったんだけど、分け合ってお金がなくなった為、ここにお店をだすことにしたみたい。
このマスターは兎に角顔が広い。
いろんな人がマスターに話を聞いてほしくてやってくる。
もう二丁目にお店を開けるぐらいは資金がたまってるはずなんだけど移転する素振りはなし。
昔に「なんで移転しないんですか?」って聞いたことがある。
答えがすごく嬉しくてよく覚えてる。
━「常連さんもついちゃったし、ここから離れるの少し寂しくなっちゃったのよ。アンタ、移転したら飲みに来てくれなさそうだしね~」
だからこそ、この人にはなんでも話せちゃう。