愛しの彼に溺愛~石油王の場合~
その声は、昨日お世話になったアキさんの弟。
シキさんの声だった。
「お前こそな」
「ううん。僕は遅めの朝食。とっても美味しかったよ」
「そうか」
「ランチ食べたら何処かに行くの?」
「はい。観光に」
「あ!ならさ、僕もついてっていい?この辺よくしらなくてさ」
急な提案にびっくりする。
「行くところ決まってますよ…?」
「むしろそっちの方がいいかも。僕この辺詳しくないからね。ほら、義姉さんと親睦を深めるためにもいいと思うんだけど…。どうかな?」
アキさんの顔を覗き込む。
少し眉間にシワを寄せながら「弥生がよければ」と口を開く。
そう言われたら断れない!
「えっと、私も問題ないですよ」
「ありがとう!じゃあそういう事で、ランチ終わって準備出来たら連絡してよ」
「分かった」
「待ち合わせは一階のロビーでいい?」
「そうだな。大体十三時頃だろう」
「オッケー。じゃあ、よろしくね。兄さん、義姉さん」
そう言うと私たちが乗ってきたエレベーターに乗りシキさんは部屋に戻っていった。
シキさんの声だった。
「お前こそな」
「ううん。僕は遅めの朝食。とっても美味しかったよ」
「そうか」
「ランチ食べたら何処かに行くの?」
「はい。観光に」
「あ!ならさ、僕もついてっていい?この辺よくしらなくてさ」
急な提案にびっくりする。
「行くところ決まってますよ…?」
「むしろそっちの方がいいかも。僕この辺詳しくないからね。ほら、義姉さんと親睦を深めるためにもいいと思うんだけど…。どうかな?」
アキさんの顔を覗き込む。
少し眉間にシワを寄せながら「弥生がよければ」と口を開く。
そう言われたら断れない!
「えっと、私も問題ないですよ」
「ありがとう!じゃあそういう事で、ランチ終わって準備出来たら連絡してよ」
「分かった」
「待ち合わせは一階のロビーでいい?」
「そうだな。大体十三時頃だろう」
「オッケー。じゃあ、よろしくね。兄さん、義姉さん」
そう言うと私たちが乗ってきたエレベーターに乗りシキさんは部屋に戻っていった。