愛しの彼に溺愛~石油王の場合~
まさかの同士発見に完全にテンションが上がる。
今までの緊張が吹っ飛び、完全にオタク友達に話しかけるように話してしまう。
「私も好きなの!何話が好き??私はね、主人公とライバルがここで約束をする話が好きなんだけどね?」
急に饒舌になってしまう。
そんな私をニコニコしながら相槌してくれるシキさん。
私達の会話は止まらず、そのまま鳥取砂丘にいる間ずっと盛り上がっていた。
その間後ろでアキさんがついてくるだけになっていた事に気づいたのは、鳥取砂丘近くのお土産屋さんに入った時だった。
不機嫌そうに腕を組みこちらを見るアキさん。
や、やっちゃった…。
どう考えても婚約者より弟を優先しちゃダメでしょ!
いくら同士だからとは言え!
そう反省し、アキさんに話しかける。
「アキさん。お父さんとお母さんのお土産どうしよう?」
「…そうだな。量が少ない奴でいいんじゃないか?」
「だよね。うーん、そうなるとコレとかいいかな…。あ、でも生ものだ!」
「いいんじゃないか?宅配で送れば」
「そっか。じゃあそうしようかな?ありがとう!」
そうしてカゴに入れると、次はアキさんの両親へのお土産を考える。
考え込みながらお土産を見ていると、左手から重さがなくなる。
重さがなくなった原因を確認しようと振り返ると、カゴを持ったアキさんがそこにいた。
今までの緊張が吹っ飛び、完全にオタク友達に話しかけるように話してしまう。
「私も好きなの!何話が好き??私はね、主人公とライバルがここで約束をする話が好きなんだけどね?」
急に饒舌になってしまう。
そんな私をニコニコしながら相槌してくれるシキさん。
私達の会話は止まらず、そのまま鳥取砂丘にいる間ずっと盛り上がっていた。
その間後ろでアキさんがついてくるだけになっていた事に気づいたのは、鳥取砂丘近くのお土産屋さんに入った時だった。
不機嫌そうに腕を組みこちらを見るアキさん。
や、やっちゃった…。
どう考えても婚約者より弟を優先しちゃダメでしょ!
いくら同士だからとは言え!
そう反省し、アキさんに話しかける。
「アキさん。お父さんとお母さんのお土産どうしよう?」
「…そうだな。量が少ない奴でいいんじゃないか?」
「だよね。うーん、そうなるとコレとかいいかな…。あ、でも生ものだ!」
「いいんじゃないか?宅配で送れば」
「そっか。じゃあそうしようかな?ありがとう!」
そうしてカゴに入れると、次はアキさんの両親へのお土産を考える。
考え込みながらお土産を見ていると、左手から重さがなくなる。
重さがなくなった原因を確認しようと振り返ると、カゴを持ったアキさんがそこにいた。