愛しの彼に溺愛～石油王の場合～
いい男を二人にエスコートされながらお土産屋さんを回る。

うん。
なんか完全にいい女になった気分というか…。
場違い感がすごいというか…。

周りの視線もすごい。
そりゃ周りから見れば、イケメン二人を見せびらかしている女だもんなぁ。


「これなんかどうかな？お箸セット」


シキさんがオススメしてくれたのは、お土産屋さんではそこそこ値段のするペアセットのお箸だった。
男女ペアになっているもので、和風なデザインが刻まれている。
少しシンプル目なデザインに上品さも感じる。

うん。いいかも！


「私は凄くいいと思うわ。アキさんはどう思う？」
「いいな。それに…、名前を掘れるみたいだな」
「本当！？それはいいね！今日頼んだら旅行中には準備できそうだしそうしましょう！」
「あぁ」


そのままレジに向かおうとすると、シキさんが店員さんを連れてきていてスムーズにお箸の購入手続きが終わった。

二人の連携に圧倒したまま次の観光地に向かう。
この後の観光はアキさんとシキさんの三人で楽しく見て回ることができた。
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