俺の妻は腐女子ですがなんら問題ありません。〜交際0日婚で腐女子の私は甘々に溺愛されてます〜
「……実家に行くって行って違う所に行ってた。隆ちゃんって同性愛者だったんだね……」
グイッと密着していた身体を剥がされ、両肩を掴まれる。
「ちょ、ちょっとまて、俺が同性愛者ってどう言う事!? 何で急にそうなった?」
「だって男の人に抱きしめられてた」
隆ちゃんの顔を見るのが辛くて目線を逸らした。
「……美桜、もしかして俺の後つけてたの?」
表情を見てなくても分かる。呆れたような声。
「ごめんなさい……隆ちゃん実家に行く理由教えてくれなくて、毎日毎日帰りが遅いし、ちょっと不安になっちゃって……ご、ごめんなさいっ」
なんで私が謝ってるの? と思いながらも謝るのをやめられず、溢れ出てくる涙を止める事も出来ない。
「っつ……本当にごめん! まさかこんなに美桜を不安にさせてたなんて……ちゃんと理由言えば良かったよな。でも決して浮気でもなければ、俺は同性愛者じゃなくて、美桜だけが好きだよ」
クイッと優しく顔を上げられ涙で潤んだ視界に真剣な眼差しの隆ちゃんが映し出される。けれど彼は深い深い溜息をついた。
「ちゃんと理由を言うから……聞いてくれるか」
泣き過ぎて答えられず、コクンと頷く。
「最初に言うけど、俺は美桜だけが好きだからな。でもこの話を聞いて……き、嫌いにならないでくれよ……」
月明かりに照らされた隆ちゃんの顔は眉間に皺を寄せ少し困った表情だった。
グイッと密着していた身体を剥がされ、両肩を掴まれる。
「ちょ、ちょっとまて、俺が同性愛者ってどう言う事!? 何で急にそうなった?」
「だって男の人に抱きしめられてた」
隆ちゃんの顔を見るのが辛くて目線を逸らした。
「……美桜、もしかして俺の後つけてたの?」
表情を見てなくても分かる。呆れたような声。
「ごめんなさい……隆ちゃん実家に行く理由教えてくれなくて、毎日毎日帰りが遅いし、ちょっと不安になっちゃって……ご、ごめんなさいっ」
なんで私が謝ってるの? と思いながらも謝るのをやめられず、溢れ出てくる涙を止める事も出来ない。
「っつ……本当にごめん! まさかこんなに美桜を不安にさせてたなんて……ちゃんと理由言えば良かったよな。でも決して浮気でもなければ、俺は同性愛者じゃなくて、美桜だけが好きだよ」
クイッと優しく顔を上げられ涙で潤んだ視界に真剣な眼差しの隆ちゃんが映し出される。けれど彼は深い深い溜息をついた。
「ちゃんと理由を言うから……聞いてくれるか」
泣き過ぎて答えられず、コクンと頷く。
「最初に言うけど、俺は美桜だけが好きだからな。でもこの話を聞いて……き、嫌いにならないでくれよ……」
月明かりに照らされた隆ちゃんの顔は眉間に皺を寄せ少し困った表情だった。