俺の妻は腐女子ですがなんら問題ありません。〜交際0日婚で腐女子の私は甘々に溺愛されてます〜
「ふぅん……んぅ……」

 キスの合間に漏れる声。美桜は胸が弱い。
 彼女の上に跨り上から見下ろす。朝日に照らされ恥じらっている表情がしっかりと見え、それもまた良い。もっと、もっと乱れた表情を見たい……
 

 美桜の白く柔らかな肌を隅から隅まで愛し尽くした。


 身体の奥底から押し寄せてくる快楽に身を任せ美桜の中にグッと奥まで突き刺した。ドクドクと流れ込み薄い膜に堰き止められる。もっと、もっと奥まで流れ込んでいきたいと思ってしまうほど数ミリの隔てるそれがもどかしい。
 汗でしっとりした肌がさらに吸着間を増させ二人の隙間はピッタリと埋まる。心地の良い身体の怠さに酔い浸りながら美桜を抱きしめた。



「……りゅ、隆ちゃんのケダモノ!」

「ケダモノって、美桜がいけないんだよ、可愛いから俺もケダモノになっちゃうってわけ」

「なっ……もう!」

 ぐるりと反対方向を向き背を俺に向ける。耳も赤ければ首まで赤く染めて照れている美桜。こういうのが可愛くてあざといって分かってないのかな。お腹に手を回してギュッと後ろから抱きついた。
 だいぶ汗も引き、身体の火照った体温が下がってきた。なんだか朝からの程よい疲れにうとうとと瞼が下がりそうになる。
< 125 / 186 >

この作品をシェア

pagetop