俺の妻は腐女子ですがなんら問題ありません。〜交際0日婚で腐女子の私は甘々に溺愛されてます〜
「隆ちゃん、今日指輪買いに行くんでしょう? その後におねえさんの所に挨拶に行きたいな。私まだ一回も会えてないし、もう隠す事もないもんね」

 目が覚めた。言われてみれば美桜はまだ一回も姫咲と会っていない。

「あぁ……確かに姫咲、あ、姉の名前なんだけど、姫咲は基本原稿で忙しいから滅多に実家にも顔出さないからな。多分昨日である程度落ち着いたみたいだから今日会いに行くか……でも俺の変な写真とかは絶対見せないからな!」

 男と絡んでるポーズの写真を美桜に見られてたまるか! 絶対に阻止しないと。

「大丈夫! 全く引いたりしないから! むしろありがとうございますって拝みたくなるかもしれない!」

「っつ……美桜……」

 そうだった。俺の妻になる人は生粋の腐女子な事を一瞬忘れかけそうになっていた。
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