俺の妻は腐女子ですがなんら問題ありません。〜交際0日婚で腐女子の私は甘々に溺愛されてます〜
そんな甘いひとときを歩きながら過ごしているとあっという間に会社に着き二人で一緒に入り、社員証をピッとかざしてエレベーターに乗る。三階の私が先に降りると「また後でな」とエレベーターに一緒に乗っていた周りの社員に聞こえないよう耳元に小さな声で隆ちゃんは言った。
(内緒の社内恋愛みたいでニヤける〜っ)
「おはよう御座います」と周りの経理部の社員に挨拶をしながら自分のデスクに座る。
同じ会社に好きな人がいるって本当奇跡だなぁと噛み締めながらパソコンを起動し、届いているメールに目を通した。
「ちょっと、美桜! めっちゃ噂になってるけど高林さんと朝一緒に出社したって本当!?」
出社してくるなり大きな声で話しかけてきたのは隣のデスクに座る同期の小畑佳穂(おばた かほ)だ。かなり興奮しているのか鞄を胸元で握り締めながらこちらに近づいてくる。
「えっと……うん、そんな感じかな?」
なんで答えればいいか分からず曖昧な返事をしてしまった。婚約している、後もう少しで籍を入れる、とどの範囲の人にまでなら言っていいのだろうか。それをちゃんと明確に聞いておくべきだった。
(内緒の社内恋愛みたいでニヤける〜っ)
「おはよう御座います」と周りの経理部の社員に挨拶をしながら自分のデスクに座る。
同じ会社に好きな人がいるって本当奇跡だなぁと噛み締めながらパソコンを起動し、届いているメールに目を通した。
「ちょっと、美桜! めっちゃ噂になってるけど高林さんと朝一緒に出社したって本当!?」
出社してくるなり大きな声で話しかけてきたのは隣のデスクに座る同期の小畑佳穂(おばた かほ)だ。かなり興奮しているのか鞄を胸元で握り締めながらこちらに近づいてくる。
「えっと……うん、そんな感じかな?」
なんで答えればいいか分からず曖昧な返事をしてしまった。婚約している、後もう少しで籍を入れる、とどの範囲の人にまでなら言っていいのだろうか。それをちゃんと明確に聞いておくべきだった。