俺の妻は腐女子ですがなんら問題ありません。〜交際0日婚で腐女子の私は甘々に溺愛されてます〜
「ん〜、人に洗ってもらうって気持ちいいね」

「はは、なら毎日洗ってあげるよ」

 スルリと首元に熱く大きい手が伸びてくる。気持ちいいような、くすぐったさに笑いがこぼれる。

「く、くすぐったいっ」

「我慢しろ」

 念入りに首を洗うとゆっくりと手が下に降りてくる。つ、次は胸なのかな……と緊張、そして少しだけ期待してしまっている自分。
 けれど隆ちゃんの手はそのままお腹にまわり大きく円を書くようにお腹を洗う。これもちょっとくすぐったい。すっかり油断しているとスルリと太腿の間に手が伸びてきた。泡のせいでヌメヌメしていてマッサージされているように気持ちが良い。背中に隆ちゃんの胸がピッタリとくっつきドクン、ドクンと心臓の鼓動が感じられる。足首から上に上がるように、まずは右脚を太腿の付け根まで、次に左脚をまた足首から太腿の付け根まで、程よい力加減で洗ってくれた。ギリギリの所を洗われていたからか、下腹部あたりがジンジンする。私の身体は隆ちゃんを欲していた。
< 71 / 186 >

この作品をシェア

pagetop