俺の妻は腐女子ですがなんら問題ありません。〜交際0日婚で腐女子の私は甘々に溺愛されてます〜
 彼の息が少しだけ乱れた。少し苦しそうな声が私の何かを掻き立てる。もっと触って、もっと気持ち良くなって欲しい。
 BL漫画で見たみたいに、なんとなくそれを真似て大きいソレを握り直し上下にゆっくり動かす。
 ビクンっと動いた。

(き、気持ちいいのかな……? こうかな?)

 探り探り力加減を強めたり、弱めたり、早く動かしたり、ゆっくり動かしたり。彼の吐息の変化を感じ取る。

「っく……も、やめろ……出ちまうから……」

 後ろからグッと腕を回され抱きしめられる。彼のソレはビクンっと大きく震え、驚いて手を離してしまった。

「ったく、さすがエロい漫画読んでるだけあって上手いな……でも俺がやられっぱなしなわけないからな」

「えっ……ちょっとッ……」

「美桜、立って」

 腕を掴まれ壁に手をつけられる。

(こ、これはまさにさっき読んでた漫画と同じお風呂エッチ!? やばい! 良すぎるぅぅう!)

 濡れた髪に濡れて熱い視線、少しだけ頬が赤く染まっている彼の意地悪な表情が最高に私を奮い立たせる。
 ピトリと背中から抱きしめられ、グイッとお尻に熱く太いソレが当たる。

「隆ちゃんっ……」
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