隣人と仲良し

付き合いたてのカップルのような靭ジンと尚ナオは尚ナオの手料理と靭ジンのバイト先からもらったハンバーグを一緒に食べた。

「尚、俺な…」

靭ジンは言う気です。

「どうしたの?」

「…俺、引越しするんだ」

尚ナオの橋が止まった。

「え?」

「実家に帰るんだ」

尚ナオはほうれん草のお浸しを顔にぶつけた。

「えーなんで?」

「輪リンのばぁ~か!!」

そう叫んで尚ナオは出て行った。

尚ナオは涙目になっていた。

「えーなんで?」

フラレてしまった気持ちだ。

果たして、二人は別れてしまうのか?

「えーなんで?」

尚ナオは受け止めてはくれなかった。


< 45 / 53 >

この作品をシェア

pagetop