隣人と仲良し

本当に反省しているようだ。

人のものは食べてはいけないのだ。

靭ジンが許してあげようとしていたら尚ナオは言った。

「けどね、
 別にいいじゃん?
 本当にホントにおいしかったよ」

「返せー」

にっこり笑った尚ナオ。

乾燥わかめ、お米、たくさんのカップラーメン、りんごにオレンジ、靭ジン母特製の梅
干しを空のダンボールに詰め込んだ。

そして、玄関に向かう靭ジン。

「輪リン~?また来てね」

ナイスなスマイル尚ナオ。

「変なあだ名つけるなー。
 もう二度と来るか!!」

ご立腹な靭ジン。

首を横に倒し理解していない尚ナオ。

そんな展開を無視する香カオ。

あ、化ばい女の人の名は香(かおり)さんです。

「何なんだあいつら」

靭ジンは二度と隣人とは関わらないようにしようと考えた。

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