隣人と仲良し
「僕は近くの美大だよ」
靭ジンはびっくりする。
「お前大学生か?」
小学生くらいにしか見えない尚ナオ。
ドア越しに話すお隣同士の二人。
「輪リンも近くの大学でしょ?
一緒に行こうよ」
全く、自分勝手なちびっ子尚ナオ。
「俺は今日午後からの講義だからまだ寝てるの」
怒鳴る靭ジン。
「じゃぁ明日一緒に行こうよ」
「分かったよ、明日この時間な」
尚ナオはOKを出さないと帰りそうになかったので、適当な返事をした靭ジン。