君に伝えた好きの数。



ほんとに、大丈夫…


だから早く帰って………




「…大丈夫じゃねぇよ」



“フラついてんだろ”


そう言って私の腕を掴む明石くん



「もう、優しすぎだよ…」



帰したくなくなっちゃう




「…上がらせてもらうよ」



「え?……わわっ、明石くん!?」



お、お姫様抱っこ!?

よいしょっと小さな声で私を持ち上げる。



「ひなた、部屋どこ?」



「あ…う…っ…階段上がって、右の部屋です…」



好きな人にしてもらうお姫様抱っこってこんなに恥ずかしいんだ……


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