君に伝えた好きの数。




「あなたは我慢しすぎなのよ。親くらい、いつでも頼りなさい」




何のためにお母さんがいると思ってるのよ。

そう言って呆れた顔するお母さん。



「うん……ごめんなさい」



「まぁ、元々、今日はオフの予定だったし、いいんだけどね」



「えっ、オフ?」



「そう。だって今日は七夕祭でしょう?

お母さん、ひなたの織姫姿見たくて、お仕事頑張ったんだから!」



「ああ!!!」




そうだ、織姫っ!!!


今日じゃん!忘れてたっ!




「準備しなきゃっ!!」



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