怜悧な弁護士は契約妻を一途な愛で奪い取る~甘濡一夜から始まる年の差婚~

 自分の声を抑えようとしたけれど、我慢できずに口からこぼれてしまう。


「ゆ、悠正さん」


 次々と与えられる愛撫に耐えながら、私は絞り出すように彼の名前を呼んだ。

 悠正さんの手の動きがぴたりと止まり、私の肌に吸い付いていた唇がゆっくりと離れていく。そのまま優しい表情で見つめる彼にどうしても伝えたいことがあった。


「大好きです、悠正さん」


 その瞬間、悠正さんがなぜか安心しように微笑み、私の頬をそっと撫でる。


「俺も好きだよ、優月。愛してる」


 悠正さんの顔がゆっくりと近づき、そっと唇が重なり合った――。



 ――end.


< 230 / 230 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:276

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

再会した航空自衛官の、5年越しの溺愛包囲が甘すぎます!
  • 書籍化作品
表紙を見る
この結婚が間違っているとわかってる

総文字数/31,914

恋愛(純愛)65ページ

表紙を見る
再会したクールな警察官僚に燃え滾る独占欲で溺愛保護されています
  • 書籍化作品
[原題]再会した警察官僚に溺甘保護されています

総文字数/114,738

恋愛(純愛)210ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop