きみと、どこまでも堕ちていきたい
「登録できた。ありがとう」
「いえ、こちらこそありがとうございます」
「滝川さんのプロフィール画像、秋桜(コスモス)なんだね。いま、春なのに」
「…私、秋桜好きなんです。だから年中この画像ですよ」
「そう、なんだ」
そう言って二階堂は笑う。
私はその笑顔をみて、ふつふつと殺意が沸き上がってくるのを感じた。
…覚えてる?
どうせ、覚えてないわよね。
お姉ちゃんが秋桜が好きだったこと、そして、あんたがお姉ちゃんと付き合うときに秋桜の花束をプレゼントしたこと。
どうせ、覚えてないわよね。
お姉ちゃんはあんたのことを死ぬほど好きだったのに、あんたにとってはすぐ忘れることができる程度の、ほんの些細な出来事だったんでしょうね。
天国のお姉ちゃんは、きっと泣いているわ。
「いえ、こちらこそありがとうございます」
「滝川さんのプロフィール画像、秋桜(コスモス)なんだね。いま、春なのに」
「…私、秋桜好きなんです。だから年中この画像ですよ」
「そう、なんだ」
そう言って二階堂は笑う。
私はその笑顔をみて、ふつふつと殺意が沸き上がってくるのを感じた。
…覚えてる?
どうせ、覚えてないわよね。
お姉ちゃんが秋桜が好きだったこと、そして、あんたがお姉ちゃんと付き合うときに秋桜の花束をプレゼントしたこと。
どうせ、覚えてないわよね。
お姉ちゃんはあんたのことを死ぬほど好きだったのに、あんたにとってはすぐ忘れることができる程度の、ほんの些細な出来事だったんでしょうね。
天国のお姉ちゃんは、きっと泣いているわ。