きみと、どこまでも堕ちていきたい
愛のない関係
『え!?今日キスしたの?』
『うん…海沿いのベンチで、2人で座ってるときに』
『えー!ロマンチック!!今日、その人と何回目のデートだっけ?』
『2回目、かなっ』
『2回目のデートでキスって、早くない?』
『そんなことないよ~
瑠璃は純粋ね。ずっとそのままでいてほしいな』
まだ恋愛経験がなかったその頃の私には、2回目のデートでキスすることが早いのか、遅いのか、判断することができなかった。
『瑠璃はいま、好きな人いないの?』
『いないよ~同級生の男子は子供っぽくて』
『じゃあ、瑠璃も年上の男性がいいかもね。彼氏ができたら、その時は私に一番に紹介してね』
『もちろんだよ』