きみと、どこまでも堕ちていきたい
あんなに幸せそうだったお姉ちゃんは、
もう幸せだと笑うことも、苦しいと泣くこともできない。

なのに“あの男”はこの先も、何もなかったかのように家族と幸せに、笑って暮らしていくのだろう。



なによ、それ。
許さない。

お姉ちゃんの心を弄んで、追い詰めて自殺に追いこんだ“あの男”を絶対に許さない。



私はこのとき決意した。

“あの男”をさんざん弄んで、家庭も崩壊させて、死んで償わせてやると。
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