きみと、どこまでも堕ちていきたい

二階堂は、私と一緒にいるときに1度も結婚指輪を外したことがない。

ベッドで抱き合っているときでさえ、決して外さない。

きっと奥さんを愛していて、私とのことは"遊び"だと割りきっているからだろう。


なら、お姉ちゃんを抱いたときも指輪を外さなかったのだろうか。

二階堂の指輪が目に映る度、聞いてみたいといつも考えている私がいた。


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