たからもの。
「はぁ…生き返る」
すぐ近くの図書館に避難した私はさっきまでとは違う涼しさに思わず頬が緩んでしまった。
「さて、と…」
涼しさを求めに図書館に来たのはいいけど、
特に用事がないのでその辺にあった本を物色して 、何冊か面白そうなものを選んで空いてる席に着いた。
本は好きだし、図書館の独特の空気感は落ち着くのでたまにこうして訪れることがある。
平日の昼間ということもあるのか、館内はちらほらと人がいるだけだった