8月25日(後編)
なんで…?
なんで平野くんがいるの?
ドアを勢いよく開け、真咲くんのことを殴り、真咲くんのことを見下ろしていたのは平野くんだった。
「イッテ…殴ることないだろっ」
と切れた唇を抑えながら平野くんを睨みあげる真咲くん。
「その痛みより、もっと痛い思いをしてる人がいるんだよ。逆にその程度で済んだことを有り難く思えよ」
「…ウザ…」
「あと、さっきのやり取り、全部録画させてもらったから」
平野くんはそう言うとスマホを見せた。
「……」
そこまですると、真咲くんもさすがに何も言えないようで…
「お前、何黙ってんの?さっさと謝れよ」
と平野くんは軽く真咲くんを蹴る。
「………悪かったよ…」
なんで平野くんがいるの?
ドアを勢いよく開け、真咲くんのことを殴り、真咲くんのことを見下ろしていたのは平野くんだった。
「イッテ…殴ることないだろっ」
と切れた唇を抑えながら平野くんを睨みあげる真咲くん。
「その痛みより、もっと痛い思いをしてる人がいるんだよ。逆にその程度で済んだことを有り難く思えよ」
「…ウザ…」
「あと、さっきのやり取り、全部録画させてもらったから」
平野くんはそう言うとスマホを見せた。
「……」
そこまですると、真咲くんもさすがに何も言えないようで…
「お前、何黙ってんの?さっさと謝れよ」
と平野くんは軽く真咲くんを蹴る。
「………悪かったよ…」