8月25日(後編)
でも、わたしに合わせて走るスピードを緩めてくれている。
そんな優しさに胸がジーンとする。
ほんとにどこまでも優しい人。
ホテルに着く頃には、みんな肩で息をするほど呼吸が上がっていた。
もちろんお説教付き。
『まぁ、これもいい思い出になるだろう!』と平野くんは開き直っていたけど…
水樹くんはクラスが違うこともあり、担任の先生からもお説教をくらっていたようで…
来ると言ったのは水樹くんだけど、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
その日の夜、和子と山岡さん、それから藤代さんの4人で恋バナで盛り上がっていた。
恋バナというワードに胸がくすぐったいのはわたしだけみたいだ。
「藤代さんは彼氏いないの?」
お菓子を囲みながら、和子の視線が藤代さんに向いた。
山岡さんに彼氏がいないことは昨日聞いたけど、藤代さんはどうなんだろう?
と興味がわく。
そんな優しさに胸がジーンとする。
ほんとにどこまでも優しい人。
ホテルに着く頃には、みんな肩で息をするほど呼吸が上がっていた。
もちろんお説教付き。
『まぁ、これもいい思い出になるだろう!』と平野くんは開き直っていたけど…
水樹くんはクラスが違うこともあり、担任の先生からもお説教をくらっていたようで…
来ると言ったのは水樹くんだけど、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
その日の夜、和子と山岡さん、それから藤代さんの4人で恋バナで盛り上がっていた。
恋バナというワードに胸がくすぐったいのはわたしだけみたいだ。
「藤代さんは彼氏いないの?」
お菓子を囲みながら、和子の視線が藤代さんに向いた。
山岡さんに彼氏がいないことは昨日聞いたけど、藤代さんはどうなんだろう?
と興味がわく。