8月25日(後編)
触れた唇が少し冷たくて、それが変に刺激してくる。
「っ……」
次第に何もかもが溶けていく。
頭も体も気持ちも全て…
慧くんでいっぱいになる。
「やっぱり今日も甘い匂いつきなんだね」
と向けられた視線が恥ずかしい。
「紗良ちゃん、大好きだよ」
そう言った慧くんが、どこか苦しそうで寂しそうに見えたのはどうしてかな…?
なんて思ったのはほんの一瞬で、落とされていくキスに何も考えられなくなった。
たくさんの好きをもらい、慧くんと並んで寝転ぶ。
隣で小さな寝息を立てながら寝ている慧くんの横顔を見つめると、なぜが胸が苦しくなった。
好き、大好き…
そういう気持ちが次から次に溢れていく。
こんなにもそばにいるのに、慧くんが遠くに感じる。
その距離を埋めるように、慧くんの腕にしがみつくと、そっと目を瞑った。
「っ……」
次第に何もかもが溶けていく。
頭も体も気持ちも全て…
慧くんでいっぱいになる。
「やっぱり今日も甘い匂いつきなんだね」
と向けられた視線が恥ずかしい。
「紗良ちゃん、大好きだよ」
そう言った慧くんが、どこか苦しそうで寂しそうに見えたのはどうしてかな…?
なんて思ったのはほんの一瞬で、落とされていくキスに何も考えられなくなった。
たくさんの好きをもらい、慧くんと並んで寝転ぶ。
隣で小さな寝息を立てながら寝ている慧くんの横顔を見つめると、なぜが胸が苦しくなった。
好き、大好き…
そういう気持ちが次から次に溢れていく。
こんなにもそばにいるのに、慧くんが遠くに感じる。
その距離を埋めるように、慧くんの腕にしがみつくと、そっと目を瞑った。