8月25日(後編)
20歳
今日は8月25日…
わたしの20回目の誕生日。
ふと腕時計に視線を落とすと、19時を指していた。
うん、やっぱりこの腕時計は可愛い。
奮発して買って正解だった。
20歳という節目と共に自分へのご褒美に、ちょっとお値段がする腕時計を買った。
それにしても遅い…
待ち合わせは19時のはずなんだけど。
と窓の外に目を向けると、懐かしい姿が見えた。
その瞬間、自然と口角があがる。
「紗良っ!久しぶり〜!!元気だった!?」
入店してわたしを見つけるなり、大声を出す彼女…
「和子、久しぶり」
和子に向けて微笑む。
「うわ〜紗良だ〜!会いたかった〜」
と涙目になる和子は相変わらずで安心する。
そんな和子の後ろからヒョイと顔を出したのは…
「朝陽も久しぶりだね」
もちろん朝陽だ。
わたしの20回目の誕生日。
ふと腕時計に視線を落とすと、19時を指していた。
うん、やっぱりこの腕時計は可愛い。
奮発して買って正解だった。
20歳という節目と共に自分へのご褒美に、ちょっとお値段がする腕時計を買った。
それにしても遅い…
待ち合わせは19時のはずなんだけど。
と窓の外に目を向けると、懐かしい姿が見えた。
その瞬間、自然と口角があがる。
「紗良っ!久しぶり〜!!元気だった!?」
入店してわたしを見つけるなり、大声を出す彼女…
「和子、久しぶり」
和子に向けて微笑む。
「うわ〜紗良だ〜!会いたかった〜」
と涙目になる和子は相変わらずで安心する。
そんな和子の後ろからヒョイと顔を出したのは…
「朝陽も久しぶりだね」
もちろん朝陽だ。