8月25日(後編)
「ケビン「あるよ、心当たり」」
わたしの声に被せるようにそう言ったケビン。
「そ、そっか。わたし会ったことある人?いまいちピンときてなくて」
ほんとに誰だろう?
「紗良も知ってる人だよ」
「え、誰?」
「それは言えない。てか、言わないように向こうから言われてる」
「え?…」
何それ…
どういう意味?
久しぶりに飲んだお酒のせいか、頭が回ってくれない。
ケビンの言った意味がわからない、考えられない。
「紗良…」
気づくと、わたしの部屋の前まで来ていた。
「ど、どうしたの?あ、寄って行く?」
って、それはダメ、か。
ついこれまでの癖で言ってしまった。
もう気をつけないと。
「っ……今日は帰るよ。おやすみ」
何か言いかけたように感じたけど、気のせいだったかな?
わたしの声に被せるようにそう言ったケビン。
「そ、そっか。わたし会ったことある人?いまいちピンときてなくて」
ほんとに誰だろう?
「紗良も知ってる人だよ」
「え、誰?」
「それは言えない。てか、言わないように向こうから言われてる」
「え?…」
何それ…
どういう意味?
久しぶりに飲んだお酒のせいか、頭が回ってくれない。
ケビンの言った意味がわからない、考えられない。
「紗良…」
気づくと、わたしの部屋の前まで来ていた。
「ど、どうしたの?あ、寄って行く?」
って、それはダメ、か。
ついこれまでの癖で言ってしまった。
もう気をつけないと。
「っ……今日は帰るよ。おやすみ」
何か言いかけたように感じたけど、気のせいだったかな?