8月25日(後編)
それに、今はもういつでも会える距離にいる。
「あの頃の逞、慧のことも心配してたけど、同じくらい紗良ちゃんのことも気にかけてたよ」
「え、平野くんがですか?」
「当時は逞なりに2人の支えになりたかったみたい」
「っ……支えてもらってました。今のわたしがあるのは平野くんのおかげでもあるから、平野くんには感謝しています」
わかってた。
平野くんがいつも気にかけてくれてたこと。
それは今も同じ。
この前、慧くんと会わせてくれたのだって、平野くんの優しさの一つだったことも。
「バカな弟だけどさ、ほんとに友達思いっていうか…いい奴すぎるというか、お節介野郎なんだよね」
そう言って笑う愛さんから伝わってくる。
平野くんと本当に仲がいいってことが。
「あんな奴だけど、これからも仲良くしてあげてね?」
「それはもちろん!こちらこそです」
そんな平野くんだから、奈々ちゃんと幸せでいてくれるのが何より嬉しい。
そのあとも他愛のない会話で盛り上がり、定食屋を後にした。
「あの頃の逞、慧のことも心配してたけど、同じくらい紗良ちゃんのことも気にかけてたよ」
「え、平野くんがですか?」
「当時は逞なりに2人の支えになりたかったみたい」
「っ……支えてもらってました。今のわたしがあるのは平野くんのおかげでもあるから、平野くんには感謝しています」
わかってた。
平野くんがいつも気にかけてくれてたこと。
それは今も同じ。
この前、慧くんと会わせてくれたのだって、平野くんの優しさの一つだったことも。
「バカな弟だけどさ、ほんとに友達思いっていうか…いい奴すぎるというか、お節介野郎なんだよね」
そう言って笑う愛さんから伝わってくる。
平野くんと本当に仲がいいってことが。
「あんな奴だけど、これからも仲良くしてあげてね?」
「それはもちろん!こちらこそです」
そんな平野くんだから、奈々ちゃんと幸せでいてくれるのが何より嬉しい。
そのあとも他愛のない会話で盛り上がり、定食屋を後にした。