8月25日(後編)
そう言ってくれた南に笑顔に向け「ありがとう」とお礼を口にした。
急いで会社を出ると、とりあえず気持ちを落ち着かせる。
ここ最近で一番と言っていいほど、今のわたしの気持ちは高鳴っていた。
あんなに会いたくて、大好きだった慧くんと会う…
それを考えると夜も眠れなかった。
朝起きてクマができたいたのはここだけの秘密。
それもお化粧でうまく誤魔化すことができたわたしは、お化粧の腕をあげたに違いない。
18時55分…
ギリギリで着けたことに安堵する。
と同時に指定された駅前に懐かしさを感じていた。
この駅は高校の最寄駅。
と言っても、電車通学じゃなかったから深い思い出があるわけではないけど、この駅前を通って帰っていたことは確かだ。
「紗良ちゃん、」
懐かしさに浸っていると、慧くんの声が耳に届きドキッとする。
ゆっくり振り返るとスーツ姿の慧くんが立っていた。
「ごめん、もしかして待った?」
「ううん!わたしも今来たところ」
と案外にも普通に話せていることに驚き。
ここに来るまでの間、緊張のあまりうまく話せなかったら…と心配していたけど、心配するだけ無駄だったみたい。
急いで会社を出ると、とりあえず気持ちを落ち着かせる。
ここ最近で一番と言っていいほど、今のわたしの気持ちは高鳴っていた。
あんなに会いたくて、大好きだった慧くんと会う…
それを考えると夜も眠れなかった。
朝起きてクマができたいたのはここだけの秘密。
それもお化粧でうまく誤魔化すことができたわたしは、お化粧の腕をあげたに違いない。
18時55分…
ギリギリで着けたことに安堵する。
と同時に指定された駅前に懐かしさを感じていた。
この駅は高校の最寄駅。
と言っても、電車通学じゃなかったから深い思い出があるわけではないけど、この駅前を通って帰っていたことは確かだ。
「紗良ちゃん、」
懐かしさに浸っていると、慧くんの声が耳に届きドキッとする。
ゆっくり振り返るとスーツ姿の慧くんが立っていた。
「ごめん、もしかして待った?」
「ううん!わたしも今来たところ」
と案外にも普通に話せていることに驚き。
ここに来るまでの間、緊張のあまりうまく話せなかったら…と心配していたけど、心配するだけ無駄だったみたい。