さよならは僕のため

突然の宣告

その日は突然訪れた。

医者「あなたは、癌です」

最近、体のあちこちが痛くて

親と一緒に病院に来て診察を受けた。

母「先生、息子は治りますよね、？」

お母さんが震えながら先生に聞いている。

僕は、現実味が感じなくて

ただ、先生とお母さんの会話を静かに聞いていた。

僕はもうすぐ死ぬんだ。

大人になることも出来ずに

お母さんとお父さんには申し訳ない。

そんなことを心の中で思っていた。