透明な心、いつか輝きを増す日まで
「……宏樹さんは、結婚されているのですか?」
「えぇ。この通り」
美優さんの問いかけに、宏さんは笑みを崩すことなく左手の薬指に嵌められた結婚指輪を見せる。
これを見てると、苦しくなるな……まだ、僕は宏さんのことが好きなんだ……。
「そうなんですね!奥さんは、綺麗な方ですか?どうやって知り合ったんですか?」
「そうですね……綺麗というよりか、可愛い……といった方が正しいでしょうか。俺の妻は、幼なじみなんです」
「幼なじみ……!いつ告白したんですか?」
「今から約5年前ですかね。1回告白しようとしたんですけど、その時には彼氏がいたので諦めたんです……俺、妻の元恋人が誰か知ってますよ?」
そう言って、宏さんは紅希を見つめた。宏さんが紅希を見つめたことで、宏さんの妻が誰が分かったのかな、美優さんは「宏樹さんの奥さんって……」と顔を真っ青にする。
「……美優さん、顔色悪いですよ?大丈夫ですか?」
そう言って、宏さんは美優さんを心配そうに見つめた。
「まさか、真由美が結婚……?そんなはずが……あいつは、結婚していい人間じゃ……」
なんて、ぶつぶつ言ってて面白いな。
「……悠真さん、笑いこらえてない?」
僕に視線を移した宏さんは、そう言って苦笑する。
「えぇ。この通り」
美優さんの問いかけに、宏さんは笑みを崩すことなく左手の薬指に嵌められた結婚指輪を見せる。
これを見てると、苦しくなるな……まだ、僕は宏さんのことが好きなんだ……。
「そうなんですね!奥さんは、綺麗な方ですか?どうやって知り合ったんですか?」
「そうですね……綺麗というよりか、可愛い……といった方が正しいでしょうか。俺の妻は、幼なじみなんです」
「幼なじみ……!いつ告白したんですか?」
「今から約5年前ですかね。1回告白しようとしたんですけど、その時には彼氏がいたので諦めたんです……俺、妻の元恋人が誰か知ってますよ?」
そう言って、宏さんは紅希を見つめた。宏さんが紅希を見つめたことで、宏さんの妻が誰が分かったのかな、美優さんは「宏樹さんの奥さんって……」と顔を真っ青にする。
「……美優さん、顔色悪いですよ?大丈夫ですか?」
そう言って、宏さんは美優さんを心配そうに見つめた。
「まさか、真由美が結婚……?そんなはずが……あいつは、結婚していい人間じゃ……」
なんて、ぶつぶつ言ってて面白いな。
「……悠真さん、笑いこらえてない?」
僕に視線を移した宏さんは、そう言って苦笑する。