あの日、雪が降っていてよかった。【完】
私は、初めて雪村さんに会って
"天才だ"って言ってもらった時の気持ちを
ここでまた、もう一度思い出した。
多分、嬉しくて涙が出そうって
こーゆー時のことを言うんだろうなって。
『あーーーっ、また0がYUIのこと泣かせたー!』
『っ、おい、誤解を招く言い方するな。』
「ぐすっ、すみませんっ…、」
『お前も、涙腺ゆるゆるすぎんだよ。』
雪村さんは、ティッシュの箱を差し出して
はやく泣き止んで、と
あの日と同じように私から目を逸らした。
"天才だ"って言ってもらった時の気持ちを
ここでまた、もう一度思い出した。
多分、嬉しくて涙が出そうって
こーゆー時のことを言うんだろうなって。
『あーーーっ、また0がYUIのこと泣かせたー!』
『っ、おい、誤解を招く言い方するな。』
「ぐすっ、すみませんっ…、」
『お前も、涙腺ゆるゆるすぎんだよ。』
雪村さんは、ティッシュの箱を差し出して
はやく泣き止んで、と
あの日と同じように私から目を逸らした。