あの日、雪が降っていてよかった。【完】
「あ、えっと…。じゃあ、雪村さんと同じのを…、」

《えっ、あれを食べきれた人今のところ雪村くんくらいしか見たことないけど…、》

「そうなんですか?」

《あぁ、そもそも裏メニューだからねぇ。…雪村くん大丈夫なのかい?彼女に"あれ"食べさせても。》


雪村さんに言うと

彼はちらり、と私の方を横目で見て

大丈夫なんじゃない?と苦笑した。



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