あの日、雪が降っていてよかった。【完】
「あっ、あの、ご馳走様でした。ラーメン、」

『ふっ…、そんなに気に入った?』

「は、はいっ。すごく、」


ラーメン屋さんからの帰り道。

暖かいものを食べたおかげか

外の寒さはあまり感じない。


『……あ、そーだ、ゆき。今年の年末年始も泊まり行っていいよね、ゆきの家。』

『んだよいきなり。来るなっつっても来るでしょ、』

『いやいやー、今年は唯ちゃんいるし?狭いかなーって。』

『3人も4人も変わんねぇよ笑』

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