あの日、雪が降っていてよかった。【完】
『………神室、香月に余計なこと言うなよ、』

『別に変なことは言ってないって、』

『香月も、聞くんなら僕に聞けよ。』


ちらり、と振り向いた雪村さんは

私の腕を引いて、自分の横に並ばせると

帰ったらコーヒー飲みたい、と呟いた。


『あーー!わかった!最近配信中にコーヒー飲んでたの、あれ唯ちゃんがいれてたんだ!』

『………雲英、うるさい。』

『唯ちゃん俺にもいれてよー、』

「コーヒーですか?それは全然…『だめ。』

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