あの日、雪が降っていてよかった。【完】
「ちょっ、私、雪村さんより年下ですからね?」
『なにそれ、僕がじーさんだって言いてぇの?』
そうゆうわけじゃないですけど、と私が言うと
雪村さんは、ジト目で私の方を見ていた。
『ふふっ、唯ちゃんもだいぶ打ち解けてきたよね。』
『そうそうー。ゆきに"じーさん"なんて言えるの唯ちゃんだけじゃないー?』
「ち、ちがっ、私はそんなこと言ってないです!」
ほんと言うようになったよなぁ。
そう言って私の頬を摘んだ雪村さんの手は
雪のように冷たかった。
『なにそれ、僕がじーさんだって言いてぇの?』
そうゆうわけじゃないですけど、と私が言うと
雪村さんは、ジト目で私の方を見ていた。
『ふふっ、唯ちゃんもだいぶ打ち解けてきたよね。』
『そうそうー。ゆきに"じーさん"なんて言えるの唯ちゃんだけじゃないー?』
「ち、ちがっ、私はそんなこと言ってないです!」
ほんと言うようになったよなぁ。
そう言って私の頬を摘んだ雪村さんの手は
雪のように冷たかった。