あの日、雪が降っていてよかった。【完】
「んー…っと、まず板チョコを刻んで…、うわっ、すごい甘い匂い…、」


板チョコ、もしかしてこんなに要らなかったかな…?

私はとりあえず、買って板チョコの半分を刻んで

ボールに入れた。


「次が…、湯煎して、溶かすっと…、」


普段の料理だってまともにしない私が

本当に上手く作れるだろうか?

そんな不安を感じながら、私はレシピ通りに作業を進めていった。

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