あの日、雪が降っていてよかった。【完】
「………なんて、答えたらいいんだろう…、」


人生初めての告白。

正直、嬉しさより驚きのほうが大きくて

混乱したし

私は人を好きになるってことが

どういう気持ちなのか、わからない。


「はぁー…、」


雪村さんは私のどこが好きだと

思ってくれたんだろう。

自分自身のことさえ認められない私の

どこを好いてくれたんだろう。

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