あの日、雪が降っていてよかった。【完】
考えれば考えるほど

その答えは見つからなくて。

私はもう一度、ベッドに突っ伏した。


「…………わかんないよ…。」


腫れて重たい瞼に手のひらを当てて

私は寝室でひとり、呟いた。

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