あの日、雪が降っていてよかった。【完】
今回の件に関しては

あまりにも僕に分からないことが多すぎる。


『なぁなぁ。なんて告白したのか教えろよ、』

『…………絶対嫌だ。』

『はぁ?なんでだよ、相談のってやったろ?』

『お前にだけは言わねー。』


もう切るわ、と僕が言うと

待て待てもうちょっとだけ!と

電話越しに村瀬の焦る声が聞こえた。


『……何?なんかお前に話したら悩んでんの馬鹿らしくなったからもー寝たいんだけど。』

『お前マイペースすぎだろ!?ちょっとは俺の話聞けって、』

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