あの日、雪が降っていてよかった。【完】
「あっ、雪村さん…。すみません、お仕事中でしたか…?」
『いや、ただの野暮用。』
僕が言うと
ラーメン伸びちゃうとよくないので、と
香月は少し申し訳なさそうな顔をした。
『………あのさ、』
「は、はい、」
『…………あー、いや、やっぱりいいや。』
はやく事実を知りたい気持ちはあったけど
昨日言ったこと覚えてる?なんて
確認するのはさすがの僕も気が引けて
咄嗟に曖昧な言葉で誤魔化した。
-雪村side end-
『いや、ただの野暮用。』
僕が言うと
ラーメン伸びちゃうとよくないので、と
香月は少し申し訳なさそうな顔をした。
『………あのさ、』
「は、はい、」
『…………あー、いや、やっぱりいいや。』
はやく事実を知りたい気持ちはあったけど
昨日言ったこと覚えてる?なんて
確認するのはさすがの僕も気が引けて
咄嗟に曖昧な言葉で誤魔化した。
-雪村side end-