あの日、雪が降っていてよかった。【完】
『今のは忍が正しいね。試験の度にヤマはってる俺の身にもなってくれよ、』
「し、試験の度に、ですか?」
『雪村は基本授業聞いてないからね。直前にヤマはって、なんとか通してるんだよ、』
困ったもんでしょ、と仁さんは苦笑していたけど
直前で覚えられる雪村さんも、かなりすごいような気がした。
「………あ、あの、」
『んぁ?』
「雪村さんの試験前のノート、私が作ってもいいですか…?」
「し、試験の度に、ですか?」
『雪村は基本授業聞いてないからね。直前にヤマはって、なんとか通してるんだよ、』
困ったもんでしょ、と仁さんは苦笑していたけど
直前で覚えられる雪村さんも、かなりすごいような気がした。
「………あ、あの、」
『んぁ?』
「雪村さんの試験前のノート、私が作ってもいいですか…?」