恋する乙女の下着事情
<コスメティック・部長室・その2>

「座って?どうぞ。
お茶はハーブティーでいいかしら。
この間の出張で、すごくいいオーガニックのお店みつけて・・
買っちゃったの。」

勧められるまま、フカフカのソファーにリノアが座った。
落ち着かない・・・

すぐに、秘書がお茶のセットを持ってきてくれた。
高屋敷は
自分の机の上のパソコンから、
プリントアウトして紙を持ってきた。

「リノアちゃん、ちょっと詰めて。」
そう声をかけて、
高屋敷がリノアの隣に座った。
距離が結構近い。
懐かれている。

「ねっ、このお茶、いい香りでしょう?」
高屋敷のティーカップを持つ小指が、高くなっているのに
つい・・目がいってしまう。

「あ、はい、いただきます。」
リノアはここにいる事、
全てが場違いというか、落ち着かない。

スカートとパンストも、
もぞもぞする違和感の一つだったが・・・

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