恋する乙女の下着事情

リノアと支社長の共同作業

<保育園・調理室・10時30分・その1>

「君・・一人でつくるのか・・」
支社長が感心したように言った。

段ボールを運び終わり、リノアは
野菜をどんどん机の上に出していく。
「うちは人が多いから、こんなの、普通にやりますよ」

リノアは流しの蛇口を全開にして、野菜類を放り込んでいく。

その様子をしばらく支社長は、
興味深く見ていたが
「時間があるから・・手伝おう」
支社長が上着を脱いで、腕まくりをした。

こっちは時間がないし、猫の手も借りたいほどだ。
手伝ってくれるのなら、ありがたい。
「ありがとうございます。
汚れるので、そこのエプロンをつけてください」

高屋敷がこの支社長の腕まくり・
エプロン姿を見たら、叫ぶだろうな

リノアは少し思い出し笑いをしたが、手を休めることなく野菜をどんどん洗っていく。

流しで並ぶと・・
この人はやはり背が高い。
私より高い。

ヒールの靴をはいても、問題ないだろう・・・
リノアはちょっと意識した。
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