恋する乙女の下着事情
<保育園・調理室・その3>

「俺は父親(オヤジ)が外交官だったから、すぐにインターナショナルの学校に突っ込まれた。
あっちの学校は休みが長いからな。
それで、暇つぶしに、いろいろな国のキャンプ巡りをして、はまった」

リノアは思った。
やっぱりこの人は、お家柄の良い金持ちの、優秀な息子・・・
ハイスペック男子なのだ。

でも、前のイメージと違う、
どちらかというと体育会系っぽい・・この人は。
それに、思ったより気さくに話せる。

「あとは釣りとか狩猟だな。
魚もさばくし、鹿なんかの解体もやる。」

「あー、うちの祖父も昔、
イノシシ獲ったって自慢していました」

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